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日本でも人気が定着しているソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）
の米フェイスブック（FB）上で、ユーザーが個人情報を「非公開」に設定しても、
そのユーザーがクリックした「いいね！」を分析すれば年齢や性別、人種や宗教、
さらには政治信条までもが高確率で判明するという、ちょっとショッキングな研究結果を
英国の名門ケンブリッジ大学が発表した。

研究に携わったケンブリッジ大学心理学統計学センンターの研究マネージャー、デービット・スティルウェル氏は
「我々は、facebookの『いいね！』で人々の行動の背後に潜む心理状態を読み取れる。
そしてあなたがクリックした『いいね！』は、あなたが考えている以上に多くのことを物語っている。」
と説明した。

この研究結果は2013年3月11日、全米科学アカデミー紀要で発表された。

facebookは2009年から、友人のコメントや写真はもちろん、お気に入りのスターやバンドの音楽、
人気ブランドなどに「いいね！」をクリックして自分の好みをアピールできるシステムを導入しており、
2012年度の時点で全世界で27億回の「いいね！」がクリックされたとの事。

そんな「いいね！」についてケンブリッジ大学の研究チームは、ボランティアとして協力してくれた
約6万人を対象に、彼らのFBのプロフィールと「いいね！」の内容に加え、性格診断なども実施。

そのデータを利用することで「いいね！」から個人の趣向などを高い精度で当てることに成功したとの事。

例えば、白人かアフリカ系アメリカ人かを判別する確率は95%とほぼ的中。
リベラルな民主党支持か、保守の共和党支持かは85%、キリスト教徒かイスラム教徒かは82%など、
それぞれ高い確率で判別。
中には、異性愛傾向か、同性愛傾向かなども判別でき、男性の同性愛者の判別は88%と高精度。

SNSの普及は便利な反面、年齢、性的志向も丸裸にされるとは・・・・・、
でも、この発表は今から2年以上前の話。
この情報を知らない人も多いかも・・・・・！？

SNSの普及はその後も増え続けていますね。
近く導入されるマイナンバー制でも懸念されている個人情報の流出。
便利なネット社会とは、個人のプライバシーが便利さに比例してなくなっていくような気がするのは、
私だけでしょうか？