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フィンランドの携帯電話大手ノキアが、機能を絞り込んだ携帯電話を超低価格で販売する戦略に軸足を移し復活を図っている。

インドや中国などの新興国の携帯端末市場に従来型携帯の新製品「ノキア105」を大量投入。

同製品はストレート型でスマホに比べ機能は限定されているといっても、カラー液晶画面でプリインストールのゲーム、ラジオが楽しめ、防塵・防水のうえ非常時に懐中電灯としても使える。

価格は20ドル（約1960円）。スマホ製品は大体500ドル以上で販売されており、それと比較すると超低価格といえる。

ノキアは同製品を浸透させることで同社ブランドの知名度確立を目指しており、かつて圧倒的なシェアを維持していた従来型携帯市場での巻き返しを図る構え。欧州域でも間もなく発売予定という。

2013年1~3月期に携帯電話端末全体のシェアでスマホが初めてガラケーのシェアを逆転している。

先進国だけでなく、中国など新興国市場でもガラケーからスマホへの乗り換えが広がっているが、超低価格の新ガラケー投入は携帯電話端末市場をより活性化し、スマホと新ガラケーが競合することでさらに市場拡大が加速するのでは!?

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